2011年11月2日水曜日

談春の包丁と若手へのまなざし


at 新文芸坐(池袋) 
「第27回 新文芸坐落語会 新文芸坐落語会二周年記念 看板と若手たち」
2011年11月2日(水)

久方ぶりの談春さん。やっぱりかっこいい。包丁、すごい!
清元のお師匠さんである堅物の女房の、夫が裏切り自分を騙して女郎屋に売っぱらおうと画策したことが判った途端の、突如の色っぽさが、その変わり身の速さに真実味を加えると言いますか。
それ以前が全くかわいげが無いだけに、やるなあ…!感がある。

談春さんはしょっちゅうマクラで若手や若者のダメさを嘆いているが、本当に、この噺を舞台袖で聴いていて、ちゃんと君たちはこの貴重さを感じているかい!?と私が言いたくなる。こんな噺が出来るようになりたいと、ちゃんと思ってる!?と。いや、出来ないんだけど凡人には。それでも、近づきたいと思って食い入るように聴いてるかい?と、心配しちゃうよ私も。

【演目】
『引っ越しの夢』立川らく次
『看板のピン』立川志の吉
『だくだく』立川談修
中入り
『包丁』立川談春

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