クラシックの今年度、今日よりスタート。
3.11後、震災の中で中止になる公演も多いけど、そろそろ始まりました。
今年は幅を拡げようと、読響(Yomiuri Nippon Symphony Orchestra)の会員になった。定期的に(毎月)通う状態にすることで、好きな奏者や指揮者の演奏会の無い月の寂しさを回避する目的がひとつ。もうひとつは、私は知識も無いのに好き嫌いが激しいため、特定の作曲家や演奏家に偏りがち。強制的に決められた曲を聴かせられる「定期演奏会」で、新たな発見を得て、頭を柔らかくする目的。
読響は5種類の定期演奏会(シーズンプログラムという)がある中で、「定期演奏会」と「名曲シリーズ」で迷ったが(平日夜でサントリーホールじゃなきゃ嫌なので、この2つに絞られる)、「名曲シリーズ」に通うことにした。
ただ、16(土)オペラシティのマチネと本日サントリーの「定期演奏会」からシーズン2011〜12スタートなので、こちらも行っておく。
カンブルラン Sylvain CAMBRELING指揮でピアノがロジェ・ムラロ Roger MURAROという方で、メシアンやラヴェルの名手らしい。そんなメンバーなのでフランスプログラムなのです。今来日してくれる外国人はそれだけで有り難いが、なにせ、フランス人ですからね…!他の恐れる原発大国のフランス人達よ、ジェーンバーキンや今日の彼らの勇気を見よ!
仕事で遅れてしまったので、ロミオとジュリエットは聴けず。ばか。
ラヴェルのコンチェルトは管楽器も派手でとっても楽しかった。第2楽章のフルートソロとイングリッシュ・ホルンのソロが美しかったなあ。ピアニストがフルートソロの時にとても嬉しそうに奏者を見ていたのがとても気持ちがよかった。あの表情を見られるのはP席の特権。はい、もちろんピアノコンチェルトには全く向かない席ですけどね!(笑)
同じくラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲 Le Concerto pour la main gauche en ré majeur」を初めて聴いた。激しいなー。ピアニストが演奏後なかなかアンコール演ってくれなくて、左手ぶらぶらっておどけてたけど、そりゃそうでしょう。
こういう発見が定期の楽しみ。
ある演奏会にトラで出演していた際に私が一目惚れしてしまった読響のチェリスト、やっとボレロで出てきました(10人構成だから)。演奏は素晴らしかったはずだけれど、彼しか見ていなかったので、あまり耳がアテにならない(笑)。
弓を取った瞬間から(この曲は、チェロはしばらくずーっとはじいてるだけなのです)、ここぞとpassionateに身体を揺らす奏者も多いけど、彼の抑えた感じ+指使いの美しさが、やはり素敵でした。何の感想だ? :p)
とにかく、私のクラシックシーズンは、好調スタート!
来週は名曲シリーズで、チェコ・プログラム。
【開催日時】
2011年4月18日(月)19:00開演
【出演者】
指揮:シルヴァン・カンブルラン(読売日響常任指揮者)
ピアノ:ロジェ・ムラロ
読売日響
プロコフィエフ/バレエ音楽〈ロミオとジュリエット〉作品64 から抜粋 Sergei Sergeevich Prokofiev / Romeo and Juliet op.64
ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調 Joseph-Maurice Ravel / Concerto pour piano et orchestre en sol majeur
ラヴェル/左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調 Ravel / Le Concerto pour la main gauche en ré majeur
ラヴェル/ボレロ Ravel / Boléro
<<アンコール>>
メシアン/プレリュード Messiaen / Prelude
【公演の詳細】
http://yomikyo.or.jp/2010/09/201104181900.php
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